男性は40代から、女性は徐々に・・・特定健診

年度末となり今年の特定健診も終了間際です。
特定健診は、平成20年より始まりました。
腹囲を基準にするメタボという言葉が流行ったきっかけになったのもこの健診からです。ですから別名メタボ健診とも呼ばれています。
40歳以上の皆さんには、市町村から健診のハガキが毎年届きますが受けてらっしゃいますか?

皆さん、どのくらい受けているのでしょうか。
平成24年度は、全国の受診率の平均が44.6%でした。
毎年受ける方は受けるけど、受けない方はこれからも受けないのではないかと思います。
結局、健康という価値観を強制しても半数くらいの人にしか響かないということでしょう。
価値観は人さまざまですから、考え方によればこれは健康な社会を反映していると思います。
特定健診により40歳以上の方の健康に関してビッグデータが集積しました。 こんな面白いデータがでています。

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男性は、40代でBMI(肥満度)が一番高く、年齢とともに減ってきます。
一方、女性は40代でBMIが一番低く、年齢とともに増えてきます。 見事に逆パターンですね。
左図の腹囲は、男性では50歳代がピークとなります。
BMIと腹囲の解離は、年とともに筋肉量が減り脂肪肥りに変わったことを意味しています。
女性は、腹囲も年とともに右肩上がりです。

男性のライフスタイルを考えると、20代まではやせているのですが、就職や結婚などで生活環境がかわる30代から体重増加が増加してゆきます。
女性の場合は、10~20歳代ではやせが問題です。
結婚や出産などで生活環境がかわることで30代以後、体重増加がみられるようです。
それにしても年とともに徐々に体重が減ってくる男性と徐々に体重増加する女性、
この差はなんか男性と女性の年齢的な強弱を表しているようですね。

特定健診、無料ですので自分の健康状態を知りたい方は受けてみてください。

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