先週、院内シンポジウムを開きました。 テーマは、「医療と介護 私たちの役割と使命」でした。次の9部署の責任者に発表していただきました。
① 医療 外来② 医療 病棟③ 訪問看護④ 訪問介護(ヘルパーステーション)⑤ デイケア(リハビリテーション)⑥ デイサービス⑦ グループホーム⑧ 小規模多機能施設⑨ 居宅事業支援所(ケアマネ)
まず期待されている役割を述べていただき、その役割を果たすために現状では何が足りないのかの現状分析、そして今後のプランを発表していただく形式をとりました。
細かい内容は省きますが、発表は、どの部署も素晴らしく意欲が感じられました。それぞれの部署が、地域における自分達の役割をはっきり認識していました。自分達の向かう方向に目指して努力をしてゆこうという意識も強く感じることができました。
医療・介護の世界は、行政が医療・介護報酬を決める形で方向性を引っ張るところがあります。これからの世の中をマクロな目で俯瞰している行政の判断はとても大切なものです。
しかし、必ずしも現場も要求に合致したものではありません。私たち医療・介護従事者は、できるだけ行政の意図を汲みながらも、利用者・家族の要求に応える支援をすることが大事だと思います。
ケアの主体は、あくまで利用者とその家族です。どの業種でも同じでしょうが、利用者の要求に応えられない事業は、サービスとして成り立たないでしょう。その要望に応えることができるものが最後まで残ることになると思います。
大事なのは、常に利用者とその家族の声に耳を傾けるという姿勢を持ち続けることでしょう。